第8回 テイスティング会 2007.11.23(金)


ジャパニーズ・ウィスキー 〜その2〜』


【日本の蒸留所の歴史】

1853年 7月8日浦賀にペリー来航。日本人にウイスキーを振舞う。

1918年 竹鶴政孝がウイスキーの製造を学ぶため、単身でスコットランドへ留学。

1923年 山崎蒸留所建設スタート

1924年 山崎蒸留所の工場長に竹鶴政孝就任

1934年 10月竹鶴政孝、北海道余市に蒸留所建設

1952年 大日本果汁、社名をニッカウヰスキーに変更

1953年 本坊酒造(鹿児島工場)生産開始

1955年 大黒葡萄酒(現メルシャン)、軽井沢蒸留所建設

1960年 本坊酒造(信州工場)生産開始

1963年 寿屋、社名をサントリーに変更

      ニッカカフェ式蒸留機を西宮工場に導入

1969年 ニッカ、宮城県仙台市に宮城峡蒸留所を開設

1973年 サントリー、白州蒸留所を開設
         
      キリンシーグラム、富士御殿場蒸留所開設


1986年 宝酒造・大倉商事がトマーチン蒸留所を買収

1989年 ニッカがベンネヴィス蒸留所を買収

1994年 サントリーがモリソン・ボウモア社を買収

1999年
 ニッカ、カフェ式蒸留機を西宮工場から宮城峡蒸留所へ移設

2001年 ニッカ、アサヒビールと営業統合。

        シングルカスク余市10年」が英ウイスキーマガジン誌で、

         ベスト・オブ・ザ・ベストに選出

【宮城峡蒸留所】

・日本では、この蒸留所だけが使用しているカフェ式連続蒸留機がある

扱いづらい蒸留機らしいが、原料の香味が残るとのコト

 カフェ式連続蒸留機で大麦麦芽100%を原料として作られるウイスキー

(カフェモルト)

・ニッカでは余市がハイランドモルト、宮城峡がローランドモルト

これらをブレンドすることによってウイスキー造りの幅を広げている


・宮城峡の製麦はライトピート(4ppm)、ノンピート

・伝統的な生産方法を重視しているのがニッカ

ニッカウヰスキー株式会社

設立年1969年

操業開始1969年

仕込水 新川の伏流水(約20mg/L)

麦芽 英国から輸入(オプティック種など)

ポットスチル 初留器4基、再留器4基

樽詰63〜65%(ウォーターソース仕込水)

『宮城峡 15年』

  

<コメント>

香り・・・乾燥した牧草

味 ・・・ソフトでマイルド

余韻・・・スムーズでキレ

【山崎蒸留所】

・日本初の蒸留所

・『山崎の合戦』があった所

・1924年11月11日11時11分11秒に稼動開始

・様々な蒸留器の形や加熱方法でいろんなタイプの原酒を作り出している

それによってウイスキー造りの幅を広げている

サントリー株式会社

設立年1923年

操業開始1924年

仕込水 天王山水系伏流水(約90mg/L

麦芽 オプティック種、ゴールデンプロミス種(0〜40ppm)

ポットスチル 初留器6基、再留器6基

樽詰 60〜63%(ウォーターソース仕込水)

熟成樽

(種類)バレル、ホグスヘッド、バット、パンチョン

(材質)アメリカン・ホワイト・オーク、スパニッシュ・オーク、

ジャパニーズ・オーク、杉

『山崎オーナーズカスク1995 10年』

  

シェリー樽/スパニッシュ・オーク 58%

色:赤みがかった黄金色

香り:レーズン様/バニラ様/ナッツ様/ウッディ

味わい:甘酸っぱい/ほろ苦い

余韻:甘酸っぱい/ほろ苦い/心地よく伸びる

<コメント>

香り・・・甘さを感じる、ラムレーズン、バニラ、焦げた感じ

味 ・・・甘く、ビター、酸味

余韻・・・長く甘い、ビター



【マルスウイスキー 信州工場】

・1985年に山梨から信州へ移転、しかしウイスキーの不振のあおりを受けて

 この10余年仕込みは行われていない

・「竹鶴レポート」を最初に手渡された人が、ここのマルスウイスキーの生み親

岩井喜一郎氏 竹鶴の直属の上司だった

本坊酒造株式会社

設立年1871年(本格焼酎メーカー)

操業開始1953年(鹿児島工場)

仕込水 木曽駒ケ岳の伏流水(敷地内の2つの井戸より)

ポットスチル 初留器1基、再留器1基

熟成庫 5段のラック式


『駒ケ岳シングルモルト 10年』

     

<コメント>

香り・・・甘く、マロンケーキ

味 ・・・フルーティ、オイリー

余韻・・・スムーズ


【軽井沢蒸留所】

・通称「日本で最も小さい蒸留所」

・規制緩和により日本初スコットランド産の大麦を輸入し製造(1958年)

・麦芽はゴールデンプロミス種

・現在、親会社はキリンビール

メルシャン株式会社

建設年1955年

操業開始1956年

仕込水 浅間山の雪解け水が生み出す伏流水

熟成庫 ダンネージ


『軽井沢 15年』

    

<コメント>

香り・・・化粧品っぽい、柑橘系

味 ・・・オイリー、ビター

余韻・・・オイリー




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