ニッカ 宮城峡蒸留所 

2008.2.1011

熊本―福岡空港―仙台空港―JR仙台駅−JR仙山線 作並駅

この日の東北地方は前日からの大雪で、飛行機が無事着陸できるのか心配でした

福岡空港にて搭乗手続きを済ませ、搭乗口付近で腰を下ろしていると、

アナウンスがながれた

「仙台行きは、大雪で滑走路のコンディションが悪いため、直陸出来ない恐れがあります

 その場合は羽田空港へ向かいます」

ええーー!?

そのアナウンスを聞いて、すぐに羽田から仙台へ行くルートを調べた

羽田―品川―仙台

新幹線かぁ・・・

とにかく仙台に今日中に着けば、蒸留所見学を翌日に変更しても構わないな

ところが、幸いにして予定通り仙台空港に到着

空港からJRで仙台駅まで移動

なかなか熊本では見ることのない雪景色を電車の窓から眺め、

蒸留所までの時間をわくわくしながら過ごした

仙台駅で仙山線に乗り換え、時間があったので「立ち食いうどん」で体を温めた

薄味でさっぱりしていた

ニッカ宮城峡蒸留所の最寄りの駅は、作並駅
 

山肌の雪景色がとても綺麗

作並駅に着く寸前に蒸留所の入り口を通り過ぎた

大した距離は無さそう

そう思ったので、雪が解け切れてない道を歩くことに、

看板を見ると「宮城峡蒸留所まで1.5km」

景色を眺めながら行くのには、ちょうどいい距離

一緒に駅で降りた人たちも、蒸留所まで歩いていた

思ったほど寒くなく、熊本でいうなら阿蘇の気温ぐらいだろうか

そして、やっとたどり着いた

    

熊本を出発してから8時間の道のりでした

気分が高揚していて、もう眠気などない

蒸留所入り口に架かる「ニッカ橋」これが新川川か?と思って撮影

後で所員の方に尋ねてみたところ、広瀬川だった(写真 左下)

    

新川川とこの広瀬川の伏流水を使っているらしい

所内に入って行き、「見学受付」を探す

見学の受付を済ませ、時間まで待機

    

【見学スタート】

始めはモニターでニッカのこれまでの歩み、

竹鶴氏の余市蒸留所、宮城峡蒸留所へ想いを伝える内容だった

設立年1969年、ほぼ同じ歳の蒸留所

親近感が湧く

【乾燥塔(キルン塔)】

     

    

乾燥塔(キルン塔)は石狩産ピートを燃やし、麦芽を乾燥させる工程を行う場所

ピートを手に取り、匂いをかぐ・・・

燃やさないとあの匂いはしないと分かっているがついつい

なんとか頂けないものかと思ってしまった

【仕込み棟】

   

    

仕込み棟は糖化釜でつくられた麦汁に酵母を加え、醗酵させてアルコールに変える工程

数百の酵母の中から酵母を選択して、宮城峡内でもタイプの異なったモルトを

つくるために、酵母の種類や数を使い分けているそうだ

    

【蒸溜棟】

    

    

ここでは、醗酵液を加熱しアルコールを取り出す工程

バルジ型ポットスチル

余市とは異なり、首の付け根が円く膨らんだバルジ型

この部分の働きで、重めの香り成分を含んだ蒸気の一部が液体となって釜に戻るため、

すっきりしたソフトな原酒が出来上がるという(余市蒸留所はストレート型)

ニッカのスチルらしく、「しめ縄」が飾ってあった

【貯蔵庫】

    

ウイスキーの熟成は樽の種類・貯蔵する場所によって大きく左右されるという

自然の力がウイスキーを熟成させる

天使の分け前は、年に約2%

樽で熟成させるとなぜウイスキーが円くなるのか?

化学的根拠はないらしい

本当に不思議な液体

樽材はアメリカン・ホワイト・オーク、スパニッシュ・オーク、ミズナラ・・・

樽の大きさも違えば、材質も違う

ここで様々なウイスキーが成熟するまで、ゆっくり眠っている

竹鶴氏の言葉を思い出した

「ウイスキーにトリックはない」

「信念を曲げずに前進する。それが好意をよせてくださった人々に

報いる私の道だと信じている」

・・・深く肝銘した

    

昭和28年より余市蒸留所で使用していたポットスチル

横には、仕込み水「新川川」の水源があるのだが・・・雪に埋れていた

実際に飲めるそうだ
   

試飲では、シングルモルト宮城峡10年と竹鶴17年

華やかな宮城峡とウッディで深みのある竹鶴

カフェスチル(模型)

カフェ式蒸留機は操作が非常に難しく、安定した蒸留を行うためには

職人の熟練した技が必要とされるらしく、効率も悪い上に、操作も難しい故に

多くのメーカーが使わなくなったこの蒸留機を使い続ける理由は、

華やかな香りや深みのある質の高いグレーンウイスキーを作り出すためだと

ニッカらしい・・・そういうところが好きだ

   

とてもいい刺激になりました

また、見学に参ります

お世話になりました ありがとうございました



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